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      <title>晴れ、ときどき、クルマ。</title>
      <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/</link>
      <description>クルマにはあまり詳しくはないけれど、
クルマのある日々の
小さなつれづれ、綴ります。</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Tue, 09 Mar 2010 17:18:34 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>男前ラーメン</title>
         <description><![CDATA[<p>
　3月6日、ネット上にこんな芸能ニュースが流れた。<br />
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br />
ロバートの秋山さん追突される　首に軽傷、環８で
</p>
<p>
　６日午後３時１０分ごろ、東京都大田区羽田の環状８号で、男性会社員（４５）の乗用車がお笑いグループ「ロバート」の秋山竜次さん（３１）のワゴン車に追突し、弾みで秋山さんの車が前方を走っていたお笑いコンビ「インパルス」の堤下敦さん（３２）の乗用車にぶつかった。秋山さんが首に軽傷、堤下さんと会社員にけがはなかった。<br />
　警視庁蒲田署によると、現場は片側３車線。秋山さんと堤下さんは一緒にラーメン店に向かう途中で、同乗者はいなかったという。<br />
　同署は会社員の前方不注意が事故原因とみて、自動車運転過失傷害の疑いで事情を聴いている。<br />
(北海道新聞ウェブニュースから抜粋)<br />
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br />
　翌日になるとさらに詳しいニュースが流れ出した。中にはふたりのクルマが「同じ米ゼネラルモーターズのシボレー」で秋山くんがワゴンタイプだとか、現場の近くには有名ラーメン店「六角家羽田店」があるとか、ふたりはラーメン店めぐりが共通の趣味らしいとか、肝心のラーメンにはありつけなかったらしいとか、もはや事故とは無関係の情報まで垂れ流し状態。<br />
　フーン、シボレーたぁリッチだな、あれこれ書かれて有名人は大変だな、フーン、それほどまでに食べたかったラーメンってどんなんだろう。<br />
　ノートパソコンの前でフーン、フーン、とつぶやいていた私。気がつくとノートパソコンをパタリと閉じ、膝掛けをヒラリと払いのけ、ダウンを羽織って出かける準備をしていた。<br />
　敬愛する東海林さだお先生は名著「まるかじりシリーズ」でこう述べておられる。<br />
「ラーメンは学術的には、麺類・矢も盾も属・サンダル科・小走り目・飛び込み綱として分類されている」<br />
　すなわち、突然矢も盾もたまらず食べたくなり、サンダルを突っかけて小走りに近くのラーメン屋に飛び込みたくなる食べ物であるとおっしゃっている。そう、私もネット記事を読んでいるうちに&ldquo;矢も盾サンダル現象&rdquo;に襲われてしまったのだッ!<br />
　なにせこの時期ですからサンダルというわけにはいかず、ブーツに脚を突っ込んで飛び込んだ店は電車通り沿いにある「麺処haru」。厨房にいるのが女性というのがラーメン屋には珍しい。ちなみに私は、女性が複数いる場面には少々警戒するタチだ。あのホラ、客がいるのにお構いなしで厨房内でキャイキャイしている女性スタッフとか、スーパーで精算中に客の頭上を飛び越えておしゃべりし続けるレジのおばさんたちとか、たまにいますでしょ。あれ、どうしても苦手です。私も一応女だが、女が群れるとえてしてロクなことがない、と体験的に思っている。<br />
　その点「麺処haru」の女性スタッフは寡黙。注文を取ったら黙々とラーメンを作り、客に出したあとは黙々と下ごしらえや洗い物に専念する。今まで何度か行ったが、スタッフ同士で仕事以外の言葉を交わしているのを聞いたことがない。それでいて客あしらいが丁寧できめ細やかなのは女性ならでは。なかなか男前な女性たちなのだ。
</p>
<p>
　塩ラーメン700円。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/CA370058-0001.jpg" alt="CA370058-0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　濁り系ながら透明感のある鶏白湯スープは力強くもまろやか。モンゴル岩塩を使っているそうで、キリッとシャープで、でもしょっぱいという感じではなく甘みも感じられる。にんにくの香りが強いかな、と最初に思ったが、表面に散らした青じそがさわやかなアクセントになってよろしい。男前ポイントアップ。
</p>
<p>
　醤油ラーメン700円。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100309_1233~0001.jpg" alt="100309_1233~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　塩と見まごうスープの色に最初はエッと戸惑う。しかし飲んでみるとしっかり醤油のうまみとコクが効いた、メリハリのある味。豚骨スープよりもサラッとしていて脂もキツくなく、これまたおいしい。男前ポイントさらにアップ。
</p>
<p>
　味噌ラーメン750円
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091229_1208~0002.jpg" alt="091229_1208~0002.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　どうやら味噌がこの店のイチオシらしい。私はふだんは味噌は食べないのだが、「ドレカ」のためにひと肌脱ぎました。3種の味噌と10種の調味料を合わせているそうで、濃厚で複雑な味わい。一見ドロリコッテリ系かと思われるが、食べると案外しつこさはなくスルスルいける。タラリと垂らしたマー油(焦がしにんにく油)も香ばしく、これまた男前な味わいでポイントさらにアップ。
</p>
<p>
　この店、昼時でも客は私ひとりということが多い。どうやらまだそんなに知名度は高くないらしいが、レベルはなかなか高いと思う。男前な女性たちが作る男前なラーメン、頑張ってほしいと思う。また&ldquo;矢も盾サンダル現象&rdquo;が起きたら行きますよー。
</p>
<p>
● 麺処haru<br />
札幌市中央区南21条西10丁目2-2 KYコート山鼻1F<br />
　011-511-2800<br />
月曜・第3火曜定休／11:30～20:00　スープがなくなり次第終了<br />
　駐車スペースもあります。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/03/post_108.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 09 Mar 2010 17:18:34 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ビバ! 美唄～焼きそばのまるかじり篇～</title>
         <description><![CDATA[<p>
　美唄といえば、ここ数年ですっかり有名になった焼き鳥。レバーやハツなど鶏のさまざまな部位を竹串に刺して焼いたモツ串ですね。前回のとりめしと塩ラーメンをいっしょに食したデザイナー氏は美唄焼き鳥がことのほかお気に入りで、週末になると美唄までやってきて食べ歩くのが趣味だという。えーっ! いまやススキノでも美唄焼き鳥が食べられる店は何軒もあるじゃないですか。<br />
「いや、やっぱり現地で食べるモノは違うんです」<br />
　へえー、その違いとは? やっぱりタレとか? 肉質とか?<br />
「串の打ち方が微妙に違うんです(キッパリ)」<br />
　とまあかようにニッチなマニアも存在する美唄グルメですが、その名を一躍全国に轟かせたものといえば、やっぱりこれでしょう。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_2352~0001.jpg" alt="100130_2352~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　テレビで紹介されてすっかり全国に知られるようになった「角屋のやきそば」。ご存じの方も多いことでしょう。調理せずに袋から直接食べるユニークな焼きそばです。製造元である「かどや」のホームページへ行くと、<br />
「全国で話題騒然!! 奇跡の焼きそば!!!」<br />
と、「!」をふんだんに使用してPRしておられる。<br />
　角屋のやきそばが生まれたのは昭和40年代前半のこと。炭鉱の鉱夫は炭じんで顔も手も真っ黒になってしまうため、汚れた手のままでもすぐに食事ができるように、茹でた麺に味付けした焼きそばを袋に入れて販売するようになったという。美唄市内では農協のほか市役所売店などでも販売しているそうだが、遠方からわざわざクルマでやってきて10個、20個とまとめ買いする人も少なくないらしい。最近は札幌でも狸小路5丁目「HUGマート」や地下街オーロラタウン「きたキッチン」などで買うことができます。<br />
　ではでは、袋をあけてパクリとやってみましょう。<br />
　麺が冷たいおかげで麺が全員カッチリモッチリ身を寄せ合っているため、かぶりつきやすい。歯型がつく麺なんてなかなかありません。味はですね、具の入っていない焼きそばが冷えて固まったものを想像してみてください。やや薄味の甘めのソース味、脂っ気なし。そうです、まさにそんな味です。まあいわゆるB級グルメ的味わいなんですが、不思議となぜかあとをひく。一口、もう一口、同封の紅ショウガのスライスをちょびちょびとかじりながら食べていくうちに、次第に炭鉱マンさながらのワイルドな心持ちになっていき、ワッセワッセと完食。大人になって初めて食べたにもかかわらず、なぜか懐かしい気持ちになってくるのはなぜだろう?<br />
　私の大好きな漫画『深夜食堂』(安倍夜郎／小学館)に、料理評論家のくせにバターライス(バターのっけ醤油がけゴハン)が大好きという人物が出てくる。人間どんなにおいしいものを食べつけていても、ちょっと安っぽいくらいのB級な味わいをカラダは忘れないものだ。少々お行儀悪くかぶりつく冷たい焼きそばは、子供のころに立ち食いした縁日の安っぽい焼きそばや、親に内緒で買い食いした駄菓子の記憶を呼び起こす。<br />
　だから「角屋のやきそば」は食卓に座って食べるとおいしくない。買ったその場で立ち食いしたり、ドライブ途中やものの合間にせわしなくがっつくのがおいしい。ちなみに私は自宅で「角屋のやきそば」を食べるとき、冷蔵庫から出してそのまま台所で、あるいはベランダから外を眺めながら立ち食いします。<br />
　「おいしい」という感覚は、単なる美食にとどまらない奥深いものなのですなあ。「角屋のやきそば」は1個105円。価格も駄菓子感覚で、手軽に昭和へタイムスリップできちゃいます。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/03/post_107.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 02 Mar 2010 18:37:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ビバ! 美唄～驚愕の塩ラーメンととりめし篇～</title>
         <description><![CDATA[<p>
　炭鉱町が多くて哀しい歴史があるせいか、私は長いこと空知地方＝地味というイメージを抱いていた。ところがどっこい、近ごろ空知が、というかとりわけ美唄がなんだかアツい。<br />
　ある日、取材のためスタッフ4人で砂川へ行くことになった。地方ロケのお楽しみといえばご当地グルメ。さて、オヒルは何を食べましょうかね～?<br />
　するとカメラマン氏がきっぱりと言った。<br />
「ボクはね、もう決めてるんです。美唄のとりめしと塩ラーメン!」<br />
　え? なにそれ? 聞くと美唄名物だという。へぇー、じゃあ行ってみますか。<br />
　というわけで国道12号線沿い『しらかば茶屋』へ。<br />
　昭和の気配漂う年季の入った平屋建て。国道に面した壁はベニヤ板で、手書きの看板が取り付けられている。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1502~0002.jpg" alt="100217_1502~0002.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
&hellip;&hellip;だ、だいじょうぶかなあ。<br />
　一抹の不安を覚えつつ店内に入り、塩ラーメンととりめしを注文してしばし待つ。<br />
　店の奥は広い調理場になっていて、3～4人のおばちゃんたちが黙々と動いているのが見える。その頭上に「調理は心」の4文字が。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1502~0001.jpg" alt="100217_1502~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
ふと背後の小上がりを振り仰ぐと、奥には「味こそ芸術」の掛け軸が。<br />
　さらに店内を見渡すと
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1501~0002.jpg" alt="100217_1501~0002.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1501~0001.jpg" alt="100217_1501~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　ほかにも「明るい店に笑顔の泉わく」なんて色紙だの、居酒屋でおなじみ「おやじの十戒」だの、なんだかやたらと標語とか訓戒とかが好きな店みたいなのだ。むむむ&hellip;&hellip;ほんとにだいじょうぶか?<br />
　そんな不安をよそに、とりめしと塩ラーメンが到着。いやー、思わず全員「おお!」と声をあげてしまいました。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1445~0001.jpg" alt="100217_1445~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　見よ、このスープ! 摩周湖もかくやというほど、底が透けて見えるほどの透明感。一口すすると化学調味料特有の渋みはおろか雑味がまるでなく、さっぱりとしてまろやかで、じつにうまい。こ、このスープ、かなりハイレベルじゃないですか?<br />
　とりめしは醤油味の鶏ガラスープで炊いてあり、鶏の脂もつやつやと、タマネギの甘みと調和してこれまたうまい!<br />
　「調理は心」「味こそ芸術」のモットーはダテじゃなかったんですね、だいじょうぶかなんて不安がってごめんなさい。ひと仕事終えて小上がりでまかないゴハンを食べているおばちゃんたちに向かって、心のなかで手を合わせる私なのでした。<br />
　それにしてもあのベニヤ板と手書きの看板の店内で、これほどの味がひしめいているとは。ううむ、美唄はあなどれない。<br />
　思わぬ美味にすっかり感動しつつ、見るともなしにメニューを見ていると、妙なことに気がついた。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100217_1500~0001.jpg" alt="100217_1500~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　天ぷらそば630円。<br />
　月見そば620円。<br />
　もりそば630円。<br />
　<br />
　エ? エ??<br />
　天ぷらそばともりそばの値段が同じなの?<br />
　もりそばより月見が安いの??<br />
　いったいどういうカラクリなのか。ううむ、やっぱり美唄はあなどれない。
</p>
<p>
● しらかば茶屋<br />
美唄市茶志内町日東入口<br />
0126-65&minus;2768<br />
　塩ラーメン650円／とりめし500円／塩ラーメン＋とりめしセット780円
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/02/post_106.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 23 Feb 2010 19:58:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>あの日のプリメーラ</title>
         <description><![CDATA[<p>
　札幌医大近くのうどん屋に伴って父の手術のことを思い出していたら、ハンカチがするする出てくる手品みたいに昔の記憶が引っ張りだされてきた。<br />
　私の母は16年前に職場で倒れてそのまま意識が戻らず、わずか2日後に亡くなった。このとき救急車で運び込まれたのが、父が手術した病院の近くにあるN病院だった。そして私が一昨年入院したのも札幌医大。もともと西15丁目界隈は病院が多いとはいえ、このエリアにはなにやら奇妙な縁がある。
</p>
<p>
　急の知らせを聞いて父は職場から、私は家からそれぞれタクシーで病院へ駆けつけたが、マイカー通勤だった兄は職場から自分のクルマでやってきた。<br />
　前回の「麦庵」の記事で「店には駐車場はないが近くにコインパーキングがある」と書いたが、この西15丁目エリア、今でこそコインパーキングや立体駐車場があちこちにあるものの、昔は駐車場が少なかった(気がする)。母が入院したN病院も駐車スペースが少なかった上、夜間で近隣の駐車場はどこも閉まっていて、兄はクルマを停められなかったらしい。しかたなく兄は交通量の少ない裏通りに路上駐車して、病院に駆けつけたのだった。<br />
　母の病気はくも膜下出血だった。医師からは「出血した場所が悪く開頭手術ができない」と告げられた。つまり、最初から「あきらめてください」と言われたようなものだったわけだ。<br />
　医師の宣告を聞いて、家族はみんな泣いた。それでも万にひとつの奇跡が起こることを願って、夜のICUに座り込んでいた。そんな中で兄が突然、言った。<br />
「路駐してきちゃったから&hellip;&hellip;クルマ、ウチに置いてくる&hellip;&hellip;」<br />
　そして兄はぐずぐずと泣きながらICUを出て、自宅へいったん戻っていった。<br />
　じつは兄は、法の側に立つ仕事をしている。こんなときだというのに道交法を忘れないお兄ちゃん&hellip;&hellip;マジメじゃん。しかし当時の兄のクルマは日産シルビア。こんなときに似つかわしくない軟弱なクルマだよなあ&hellip;&hellip;私もまたこんなときだというのに、泣きながらそんなことを考えていた。
</p>
<p>
　いま思えばなんともバカバカしいけれど、人間というのは不測の事態に直面すると、どういうわけだか意味不明の行動や思考に走るものらしい。<br />
　作家・向田邦子のエッセイで、向田邦子の父上が心臓発作で急死したときの記述がある。邦子の母上は、長男(邦子の弟)から「顔に布をかけたほうがいいよ」と言われて、タンスから豆絞りを出して父上の顔にかけたという。あとになって家族でその話になり、母上は「覚えてないねぇ、お父さんが生きていたら怒られたねぇ」と大笑いしながら涙をこぼしていた──という話。<br />
　わが家も似たようなことがあった。母が亡くなり、通夜だ葬儀だという騒ぎの中で父が突然「お母さんが電話機を買い換えると言っていた」と言い出したのだ。冷静なアタマならば「そんなの落ち着いてからでいいでしょ」ということになるはずなのだが、どういうわけだか家族も集まっていた親類も「そりゃ買い換えなくちゃ」「そうだそうだ」ということになり、葬儀のてんやわんやの中で作業着を着たNTT社員がやってくるという、なんともおかしなことになったのだった。<br />
　これまたいま思えば「なんで?」とバカバカしくなるほど意味不明な行動なのだが、たぶん人間ってとてつもない悲しみに遭遇すると、それが現実だと認めることを脳が拒否するんじゃないだろうか。父も兄も私も親類も、なんとなく「お母さんが言っていたことを叶えなくちゃいけない」という気分だったし、そうすることで母の死という現実を意識の外に押し出していたような気がする。<br />
　父はこのことを覚えているだろうか。いままで聞いたことがないからわからない。<br />
　<br />
　初七日が済んでしばらくたったころ、父・兄・私の3人でクルマで出かけることがあった。当時のクルマは日産プリメーラ。まだ買い換えて3ヵ月も経っていなかった。クルマを運転しながら、兄がぽつんと言った。<br />
「お母さん、せっかく新しいクルマに少ししか乗れなかったな」<br />
その言葉を聞いて、深い深い悲しみが胸いっぱいに広がっていった。
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/02/post_105.html</link>
         <guid>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/02/post_105.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">つれづれ雑記</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 16 Feb 2010 11:28:18 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>あの日のうどん</title>
         <description><![CDATA[<p>
　打ち合わせのため札幌医大近くまで。<br />
　ついでに昼食を食べようと思い、その店の前に立ったとき、思い出した。その店には以前に一度来たことがあった。<br />
　電車通りの北側の静かな仲通、「讃岐うどん　麦庵」。<br />
　前に来たのは6年前の秋、父の手術の日だった。<br />
●　　　　　　●　　　　　　●<br />
　不調を訴えた父を連れて病院へ行ったところ、医者から告げられたのは少々辛気くさい病名だった。おまけに父は不調を自覚していながらずいぶん我慢していたらしく、悪化してしまった病状はどうにも芳しくなかった。検査結果が出るや医者はすぐさまベッドを確保し、執刀スケジュールに父の手術をどうにかこうにか割り込ませた。つまりそれほど一刻を争う危急の事態であったわけだ。<br />
　父は昔の人間としては背が高いほうだったが、入院着を着せられて病室へ移動するとき、私の身長とあまり変わらないことに気がついた。寄る年波で縮んだのもあろうが、病気のため食が細くなって痩せていたことに加えて、青天の霹靂のように告げられた病名と、あれよあれよと決まってしまった人生初の全身麻酔手術にすっかり意気消沈したのだろう、ぽきりと折れてしまいそうなくらい小さくしぼんで見えた。<br />
　手術当日は私と兄夫婦が付き添った(母はすでに他界しております)。麻酔の注射を打たれた父に「頑張るんだよ」と声をかけると、父は弱々しくうなずきながら助けを求めるように私の手を握り、やがて意識が薄らいでいった。<br />
　父を乗せたエレベーターの扉が閉まると、私たちは誰からともなく連れ立って病院を出た。手術は2時間ほどの予定と聞かされていたので、昼食を食べようということになり、たまたま目に入った「讃岐うどん」ののれんをくぐった。<br />
　音のない、薄暗い、無機質な店内で私3人は向き合い、うどんをすすっていたような気がする。けれど何を食べたのか、どんな味だったのか、どんな会話をしたのか、まったく記憶がない。決してお店のせいではなく、でもあの日のうどんには味がなかった。<br />
　あの日私たちはそれぞれうどんをすすりつつ、それぞれが暗い予感におびえていた。「死」という黒々とした影のような単語を思い浮かべつつ、それを口を出すことなど到底できずに口をつぐんでいた。<br />
●　　　　　　●　　　　　　●<br />
　そんな6年前の秋の日を思い出しながらのれんをくぐると、おかっぱ頭のおかみさんが「いらっしゃい」と迎えてくれた。店内はこざっぱりと明るく、さりげなく花が飾られ、ジャズのリズムが軽やかに響いている。厨房の奥では黒いTシャツを着たご主人らしき人物が、みし、みし、みし、と小刻みに上下に動いているのが見える。うどん生地を踏んでいるのだな、と想像できた。<br />
　へえ、こんな店だったんだ。あの日はそんなことに気を向ける余裕もなかったのだ。<br />
　とろろめしとうどんのセット￥800を注文してしばし待つ。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100203_1307~0001.jpg" alt="100203_1307~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　しっとり上品な店構えから推して量は少なめだろう、という読みが見事に外れた。わかめうどんにとろろめし、サラダ、煮物、漬け物とボリューム満点。青ねぎが別添えになっていて、好きなだけかけることができる。うどんのつるつるとした喉ごし、しこしことした歯ざわりが小気味よい。真昆布と瀬戸内海のかつおぶしでとった透明なおだしもキリッと締まった味わいでうまい。とろろめしに添えられただし醤油も上品な味わいで、ごはんを残すつもりがするすると箸が進んで完食してしまった。サラダも煮物も漬け物も単なる添え物という感じではなく、どれも丁寧に作られていてとてもおいしかった。<br />
　そうか、6年前のあの日食べた味はこんなんだったんだ。<br />
　人間は日に三度の食事をして生きていく。うれしい日、悲しい日、寂しい日、笑いながら、しゃべりながら、怒りながら、泣きながら、いろんなことがあっても毎日食べて生きていく。あの日の私たちも、近づきつつある死の影におびえながらも、生きるために食べていた。私たちが食べられなくなることは死の影に負けることのような気がして、食べなくちゃ、と自分に言い聞かせていた。私たちが食べることが、父が生きる力を呼び戻すことでもあるような気がしていた。<br />
　人間って、かなしくって、こっけいで、ひたむきな生き物だなあ。<br />
　今はすっかり元気になってピンピンしているわが父を思い、味がしなかったあの日のうどんを思い出し、せっかく生きててくれてるんだからあんまりケンカしないようにしないとな、と反省しながらうどんをすすり、とろろめしをかっこむ娘なのでした。
</p>
<p>
<br />
● 讃岐うどん　麦庵<br />
札幌市中央区南1条西15 南大通マンション1F<br />
　011-612-7833<br />
11:30～15:00／17:00～21:00<br />
土曜定休<br />
※残念ながら駐車場はありませんが、すぐ近くにコインパーキングがあります。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/02/post_104.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 09 Feb 2010 16:20:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>贅沢のススメ</title>
         <description><![CDATA[<p>
　忙しくても二日酔いでも、お食事のお誘いをいただくと何はさておきホイホイ出かけてしまういやしんぼの私。<br />
　ある土曜日の昼下がり、ランチのお誘いをいただいて伺ったのは札幌・円山にあるフレンチレストラン「コートドール」。北海道神宮に続く表参道にほど近い住宅街の中に佇む、札幌の老舗レストランです。<br />
　まずはシャンパンで乾杯。かぶのポタージュからスタート。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_1305~0001.jpg" alt="100130_1305~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　茶托に乗った茶碗のような器に注がれたスープを、スプーンなしでそのままいただきます。んー、やさしい味。<br />
　ちょっとボリュームのある前菜を、ということで、次にやってきたのは真ダチのパイ詰め。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_1314~0001.jpg" alt="100130_1314~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　薄くスライスしたじゃがいもをまるく並べてカリカリに焼いたものが蓋になっていて、それを外すと中から真ダチが登場。ほどよく火が通ってふんわりとした食感が、じゃがいものカリカリ&amp;パイのサクサクと合ってとってもおいしいです。<br />
　この日同席した方はワインに精通しておられるので、チョイスはおまかせ。真ダチに合わせたブルゴーニュの白は、花のようなふくよかな香りとこっくりとした味わいでたいへんおいしゅうございました。<br />
　このワインは白ながら豚肉にも合うとのことで、メインは富良野産もち豚の炭火焼。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_1336~0001.jpg" alt="100130_1336~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　最近はブランド肉も登場している道産豚肉。なかでも「もち豚」はその名の通り、もっちりとした歯ごたえが楽しめる。炭火でふっくら焼き上げた豚肉にカラフルな野菜がいっぱい添えられて、ライトな感覚で食べられます。<br />
　白ワインをまだ飲みきらぬうちに、ニュージーランド産メルローのグラスが登場。野菜たっぷりのヘルシーなメインに、重すぎないメルローがよく合う。<br />
　ヨーグルトのシャーベットで口中をさっぱりさせたのち、飲んべえの私を慮ってくださったのであろう、チーズの盛り合わせが登場。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_1412~0001.jpg" alt="100130_1412~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　ワインはソムリエおすすめの「エキノコックス」。なんともブラックなネーミングだが、ピリッとスパイシーな飲み口は&ldquo;危険なくらいおいしい&rdquo;ってことでしょうかね。<br />
　いくつか用意されたデザートから選んだのは、マンゴームースとヨーグルトシャーベットにベリーのソースを添えたもの。こちらのデザート担当は女性パティシエなのだそうで、かわいいビジュアルはさもありなん、という感じ。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100130_1505~0001.jpg" alt="100130_1505~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　甘いモノは苦手な私だけれどマンゴー大好き。ヨーグルトもベリーも大好き。パリパリとした食感のほろ苦いオレンジスライスがいいアクセントになり、あっという間に完食。<br />
　カフェとともに供される焼き菓子やゼリーの小菓子を食べきれずに残してしまったところ「お持ち帰りください」と包んでくださった。おー、なんという気配り! たっぷり3時間近くかけて会話と食事を楽しんだ贅沢な昼下がり。いやいや日頃は質素に暮らしているんですよ私。たまにはいいじゃないですか。
</p>
<p>
　それにしてもしみじみ思った。「コートドール」は料理とワインもさることながら、とにかく接客サービスがすばらしいのですな。「コートドール」は札幌のレストランの中でもハイグレードなお店だし、ナイフとフォークとワインといろんなものがぞろぞろ出てくると、私のようなシモジモの人間はとかく緊張してしまいがち。ところが「コートドール」のサービスはまったく堅苦しくなく、お客をまったく緊張させないのです。とりわけ支配人にしてソムリエの福田さんはさわやかなイケメンで終始にこやか(あまりにも若くカッコいいので、あとで支配人だと知って驚きました)、ほどよくカジュアルな距離感と気取らない語り口でサービスしてくださり、わからないことを質問すれば丁寧に応えてくださり、最後までリラックスして食事を楽しみ、会話を楽しむことができた。<br />
　世の中には私語禁止を強いるラーメン屋だの、食べ方や薬味を入れるタイミングまでいちいち指導する蕎麦屋だのも存在する。そんな店が「名店」ともてはやされることもある。でもみんな、それをほんとにおいしいと思っているのかな? そこで過ごす時間を幸福だと感じているのかな? ほんとに良い店って、お客が心から楽しめる時間を提供できる店なんじゃないのかな。その意味で「コートドール」がグルマンの方々に賞賛される理由がわかった気がしました。<br />
　食べることを単なる栄養摂取と考えるならば、どこで何を食べたって同じだろう。でも、いつもよりちょっと贅沢なレストランでゆっくりと時間をかけて食べるひとときは、栄養以上の何かで心を満たしてくれる。高級レストンから帰るとき、人は誰しもちょっとしぐさが優雅になっている気がするのは気のせいでしょうか。<br />
　イケメンソムリエの心地よいサービスにふれて、女は日頃忘れがちなおのれの女子力を再生し、男はソムリエの立ち居振る舞いに紳士の極意を学ぶ。なにかと節約節約の時代だけれど、ごくたま～にでいいからほんとうに上質なサービス、ほんとうにおいしいものを味わう経験は、人を深く大きく成長させてくれる気がします。<br />
　さてさて、もうすぐバレンタイン。いつもよりちょっとおしゃれして、大切な方といっしょに贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
</p>
<p>
● コートドール<br />
札幌市中央区宮ヶ丘1丁目<br />
　011-614-1501<br />
ランチ　12:00～14:00(L.O.)<br />
ディナー　18:00～20:30(L.O.)<br />
※ 平日なら2,000円からというリーズナブルなお値段でコースランチが楽しめます。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/02/post_103.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 02 Feb 2010 12:12:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>お稲荷さんとカレーうどん</title>
         <description><![CDATA[<p>
　よく晴れた寒い日、知り合いの女性カメラマンI嬢からランチのお誘いが。クルマでお迎えに来てくれるというので、よろこんで～! とホイホイ出かけました。<br />
　カメラマンという職業はとにかく機材の一つひとつが重い上に数も多いので、移動はクルマがお約束。もちろんI嬢もマイカーを駆使してロケに東奔西走しているのだが、彼女のクルマはいまどき希少なMT車。私もいちおうMT免許を持っているが、免許を取ったらこっちのものとばかりに速攻でAT車を購入したダメドライバー。そんな私にしてみればMTなんて面倒なモノを運転するなんて&hellip;&hellip;と思うのだが、彼女いわく「MTは楽しい」のだそうな。まあこの気持ち、きっとクルマ好き・運転好きの人々にはよく理解できるのだろうと思います。操っている感覚が気持ちいいのでしょうね。<br />
　そんな彼女の流麗かつ安心のドライブで向かった先は、中央区伏見にある「鬼はそと福はうち」。もうすっかり有名店ですね。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/090808_1140~0001.jpg" alt="090808_1140~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　この店は、昼はカレーうどんの専門店「鬼はそと」、夜はすきやき・しゃぶしゃぶの専門店「福はうち」と昼夜で様変わりする。そして伏見という高台のロケーションならではの眺望もアピールポイントになっている。<br />
　私たちが店に着いたのは午後1時頃。眺望が楽しめる窓際はすべて満席だったため、入り口近くの道路に面した席へ通される。ちぇーっ、つまんないの。<br />
　と思ったのだが、おっ! こちら側の席からは伏見稲荷が見えるではないか! そう、この店は道路をはさんで伏見稲荷神社の向かいに立っているのだ。<br />
　伏見稲荷といえば赤い鳥居が連綿と続く景観が美しい、私もお気に入りの神社だ。折り重なって本殿へと誘う赤い鳥居をくぐっていくうちに、異世界への扉を一つひとつひらいていくような、妖しい感覚に包まれる。<br />
　写真は夏に撮ったものです。ねー、美しいでしょう。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100114_1310~0001.jpg" alt="100114_1310~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　伏見エリアのお店で眺望のよい席に座れないと損をしたような気分になりがちだけれど、赤い鳥居を見守りながら、いやむしろ神様に見守られながら、食事をするというのも悪くない。そう思いつつ店内を見渡してみればさすが高級住宅地・伏見、窓際を陣取るお客様はすべてエグゼクティブなおじさまやセレブなおばさまばかり。だがしかし、みなさん眺望よりもむしろ食事と会話に夢中というように見受けられた。まあねえ、眺めのいい店ったって、大方そんなもんですよ。カップルが大好きな「夜景のキレイなレストラン」ったって夜景を見ているカップルなんているはずもなく、お互いを見つめ合って「ウフフフ」なんて言ってんだから、フン。<br />
　まあともあれ、セレブでもカップルでもない女同士がおしゃべりをしている間に注文の品が登場。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100114_1245~0002.jpg" alt="100114_1245~0002.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　牛ほほ肉入りカレーうどん＋温玉トッピング。<br />
　赤ワインで煮込んだ牛ほほ肉のスープはもはやビーフシチュー。洋風なはずのスープがうどんによくからみ、丼の底が見えるまで完食。おいしーい!<br />
　このほかあっさりとした知床鶏スープ、だしの効いた和風な黒豚スープなど、スープのバリエーションがいろいろあり。きつねうどんがないのは、やはり向かいのお稲荷さんに敬意を払ってのことでしょうか?<br />
　真っ白な雪の中に鮮やかな赤を刻む伏見稲荷に「いただきます」と呟いて、あつーいカレーうどんをふうふう言いつつ汗をかきつつすすりこむ。これまたオツな冬の味です。
</p>
<p>
● 鬼はそと福はうち<br />
札幌市中央区伏見1丁目3-11(藻岩山麓通り沿い)<br />
　011-520-1414<br />
(昼)鬼はそと　11:30～17:00<br />
　(夜)福はうち　17:00～22:00
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/post_102.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマ食べあるき</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 26 Jan 2010 12:02:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>図書館へ行こう!</title>
         <description><![CDATA[<p>
　いや～～～寒い。しかし寒い。痛いほどの寒さ、久しぶり。日中気温&minus;5℃なんて聞いただけで家から一歩も出たくなくなる。<br />
　かといって自宅にひきこもっていれば暖房だのトイレだのパソコンだのガンガン使っしまって月末の光熱費の請求書を見て仰天するし、ひとりでひきこもっていると気分が鬱々としてくるしで心も懐もますます寒くなる。<br />
　さあそこで登場するのが図書館です。あったかい館内でヌクヌク読書三昧、ふと目を上げればまわりには人がいっぱい。ああ私ひとりじゃないんだ&hellip;&hellip;と心がぬるく温まる。会社勤めを離れた私にとっては仕事で必要な資料も揃う便利な書庫でもあり、ちょくちょく足を運んでおります。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100118_1130~0001.jpg" alt="100118_1130~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　行きつけの札幌市中央図書館。札幌市民および札幌市内に通勤通学していれば誰でも利用できる。<br />
　昔々、中央図書館がまだ「札幌市立図書館」といって北2条西13丁目あたりにあったころ、近所に住んでいた私は幼稚園に入る前から図書館のヘビーユーザーだった。本が好きで好きで暇さえあれば本を読んでいた私にとって、図書館はまさに天国みたいな場所だった。当時は1回につき2冊しか借りられず、1晩で読み終えてしまうため、毎日毎日図書館に通っていた。あまりにも通い詰めていたため、司書のおねえさんに「ブンガク少女ね～」と言われたほどだった。ええ、近ごろオッサン化が著しい私にも、少女と呼ばれた時代があったんですよ。<br />
　そのころの図書館の本は、裏表紙をめくったところに紙製のポチ袋が貼り付けてあり、そこに貸し出し票がセットしてあった。本を借りるときは司書のおねえさんが貸し出し票を抜きだして管理し、ポチ袋のオモテに印刷された日付欄に返却日付のハンコを押して貸し出してくれた。ハンコがいっぱいになると上に新しい紙を貼る。だから日付ハンコの紙がたくさん貼られているほど、「人気のある本なんだな」と推察できたりしたものだった。うーんアナログ。<br />
　それがまあなんということでしょう。現在は1回につき10冊まで貸し出しOK(2週間)。バーコードをピッと読み取って瞬時に貸し出し手続き完了。おまけにインターネットで蔵書検索および予約もできちゃうし、地下鉄大通駅コンコースにも出張カウンターがあるので、通勤通学途中に本の返却もできちゃう。便利な時代になったもんですなあ。<br />
　中央図書館はいつ行っても利用客でいっぱい。こんなご時世ですから知的欲求のみならず、やはり光熱費および書籍代の節約などを考えている人もいるのでしょうか、休日ともなれば座席を確保するのも苦労するほど。ま、理由はどうあれ、大人のみなさんにはぜひ子どもたちを図書館に連れて行ってあげてほしいな。つぶらな瞳で活字を追い、小さな頭であれやこれやと考えるとき、たぶん脳細胞はものすごい速度で増殖するんだと思う。子どものころに浴びるほど本を読む経験は、必ずあとですばらしい財産となって活きてくる。せっかく便利になって本が読みやすい時代になったのだから、どんどん利用したいものです。
</p>
<p>
　さて、中央図書館の地下には食堂がある。いままで利用したことがなかったのだが、その日はちょうどお昼ごはんの時間だったので行ってみた。その名も「図書苑」。券売機を見ると「かけそば・うどん300円」「カレーライス380円」「日替わり定食500円」などなど、どれも安くてメニューが豊富。まあこの価格ならば味も量もさしたる期待はせずに「カツカレー480円」を購入し、食券をおばちゃんに渡してしばし待つ。「5番さーん」と呼ばれてカウンターへ行って驚愕しました。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100118_1339~0001.jpg" alt="100118_1339~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　直径30cmはあろうかという大皿にドカンと盛られた、ちゃんとちゃんとのカツカレー。おまけにサラダとスープまで付いている。<br />
　カツはやや薄いが揚げたてサクサク。油断してかぶりつき、上あごの天井をヤケドしてしまったぞ。カレーはなつかしのどろりルータイプ。ちょっとフルーティーで食べやすく、野菜も鶏肉もゴロゴロ。コストパフォーマンスよすぎ! 公共施設だからと侮っていた私が間違ってました。図書苑、すばらしい!
</p>
<p>
　図書館の裏手は、藻岩山を間近に望む公園。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100117_1450~0002.jpg" alt="100117_1450~0002.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100117_1450~0001.jpg" alt="100117_1450~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
お、鳥の巣を発見。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100117_1449~0001.jpg" alt="100117_1449~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　夏は藻岩山の緑を見ながら木陰のベンチで本を読む人、ピクニックも楽しむ人、冬は図書館での読書に飽きて雪遊びに興じる子どもたちも見られます。
</p>
<p>
<br />
　
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100117_1448~0002.jpg" alt="100117_1448~0002.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　寒～い休日、たまには家族で図書館へ、というのもいいものです。<br />
　あ、ただ駐車場はものすごく混みます。駐車時間は1時間の制限が設けられていますので、ご注意を。
</p>
<p>
● 札幌市中央図書館<br />
札幌市中央区南22条西13丁目1-1<br />
011-512-7320
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/post_101.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマであるく</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 20 Jan 2010 12:29:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>オバケ! ホント?</title>
         <description><![CDATA[<p>
　&ldquo;彼&rdquo;に初めて会ったのはちょうど1年前の冬だった。<br />
　毎年開催している札幌コピーライターズクラブ(SCC)のコンペティションの審査会当日。審査員を依頼していたはずの彼は、集合時間になってもなかなか姿を現さない。「どうしたんだろう&hellip;&hellip;」私たち運営委員がそわそわしはじめたころ、彼はふらりと音もなく現れた。<br />
「す、すみません&hellip;&hellip;子どもの風邪がうつって&hellip;&hellip;おなかに入ったらしくて&hellip;&hellip;」<br />
　顔面蒼白、立っているのもやっとといった風情の彼。「無理しないでキャンセルしても構いませんよ」という私たちに、彼は「いや、ぜひ審査させてください」と言い切った。そして丸1日、真っ青な顔をときどき腹痛に歪めつつも一つひとつの作品を丁寧に読み、じっくりと考えながら票を投じ、的確な感想を述べて見事に審査員を務めあげた。<br />
　審査会が終了してひとしきり名刺交換が済んだあと、彼は「すみません&hellip;&hellip;打ち上げはパスさせてください&hellip;&hellip;すみません&hellip;&hellip;」と頭を下げつつおなかを押さえつつ、よろよろと去っていった。音もなく出ては静かに去っていくユーレイのように。<br />
　彼の名前は岡田善敬くん。2008年度札幌アートディレクターズクラブ(SADC)グランプリを皮切りに、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)新人賞、東京ADC賞など国内のデザイン賞を次々に受賞。ここ数年卓越した若手デザイナーを多数輩出している札幌の中でも、ひときわ注目されている新進アートディレクターなのだ。彼の出世作となったのが「オバケフォント」。目玉をふたつくっつけた白い布をまとったアルファベット・フォントで、発想のユニークさとかわいらしさは一度見たら絶対に忘れられない。<br />
<a href="http://www.dioce.co.jp/obake/">http://www.dioce.co.jp/obake/</a>
</p>
<p>
　SCCの審査会では病気ゆえご本人がユーレイのような様相を呈していたけれど、ふだんの彼はいたって健康的で何よりデザインが大好きでちょっぴりシャイな好青年である。余談だけれど、私と岡田くんは誕生日が同じなのです(トシは違うけどね)。<br />
　オバケの生みの親・岡田くんのデザインワークとオバケフォントはその後さらに進化を遂げ、ついにオバケグッズも販売スタート。<br />
　<a href="http://www.dioce.co.jp/shop/obake/top.html">http://www.dioce.co.jp/shop/obake/top.html</a>
</p>
<p>
　そして今年に入り、昨年の東京ADC賞受賞を記念したエキシビジョン「オバケ! ホント? 展」を堂々開催! というわけで行ってきました。<br />
　会場にはパネル、モビール、チェア、こたつなどなどいろんなオバケがいっぱい。アルファベットはもちろん、風神雷神、阿吽像、恐竜といったおっかない風体の方々も、オメメのついた白い布をかぶればみーんなかわいいオバケになっちゃう。子どもの頃よく口ずさんだ<br />
♪オバケなんてないさ　オバケなんてウソさ♪<br />
という歌を思い出しちゃう。だいじょうぶ、ここにいるのはぜんぜん怖くないオバケです。<br />
　作品展示のほかにも、好きな数字やアルファベットを選んでTシャツやバッグ、ロンパースなどに仕立てるオーダーコーナー、缶バッジのガチャガチャなどのお楽しみも。<br />
　ガチャガチャ、私はこんなん出ましたけど、なにやら&ldquo;アタリ&rdquo;が混じっているそうですよ。1回200円。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100111_1347~0001.jpg" alt="100111_1347~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
オバケといっしょに写真が撮れる撮影コーナーもあります。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100110_1401~0001.jpg" alt="100110_1401~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　撮影コーナーに入るときはオバケスリッパを履いてね。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100110_1400~0001.jpg" alt="100110_1400~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　ハイ、オバケ!
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100110_1359~0001.jpg" alt="100110_1359~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　大人も子どもも楽しめる「オバケ! ホント? 展」は今週いっぱいで終了。運が良ければユーレイではない岡田くん＋共催のイラストレーター倉橋さんのおふたりも会場で待っています。お急ぎあれ!
</p>
<p>
●東京ADC受賞記念「オバケ! ホント? 展」<br />
1月16日(土)まで　11:00～20:00(最終日は17:00まで)<br />
ほくせんギャラリー アイボリー〈ivory〉<br />
(札幌市中央区南2条西2丁目 NC HOKUSENブロックビル4F)<br />
入場無料<br />
お問い合わせ：011-251-5100<br />
<a href="http://www.dioce.co.jp/obake/exhibition.html">http://www.dioce.co.jp/obake/exhibition.html</a>
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/post_100.html</link>
         <guid>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/post_100.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマであるく</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 12 Jan 2010 10:19:16 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>2010年事始め</title>
         <description><![CDATA[<p>
　あけましておめでとうございます。<br />
　月食の満月とともに明けた2010年元旦。おせちとお雑煮を食べたら近所の氏神様「上山鼻神社」へ初詣。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100101_1118~0001.jpg" alt="100101_1118~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　藻岩山の山裾に刻まれた古い石段を登ると、ちんまりとしたお社がぽつんと立っているだけの素朴な神社だ。北海道神宮や護国神社などの大きな神社とは比ぶべくもないけれど、野趣あふれる原生林に囲まれているせいか、とてもおだやかですがすがしい気配が漂っている。原生林に囲まれているとはいえ、町内会の方がきちんと雪かきをし、お神酒やお米、塩などをきちんとお供えして、地域の神様を大切に守っている雰囲気もいい。生まれ育った地域の贔屓目もあるのだろうけど、ここはいつ来ても安定した良い気が満ちている感じがする。<br />
　小さくたって、ちゃんと狛犬さんもふんばっています。
</p>
<p>
　阿。<br />
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100101_1114~0001.jpg" alt="100101_1114~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
吽。<br />
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100101_1114~0002.jpg" alt="100101_1114~0002.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
翌日は北海道神宮へ本年2回目の初詣(?)。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100102_1444~0001.jpg" alt="100102_1444~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　上山鼻神社には私ひとりしかいなかったけれど、さすが北海道神宮、社殿の前にたどりつくまで長蛇の列。お賽銭箱ではなくビニールシートにお賽銭を投げ入れるのはちょっと寂しい気がしたけれど、昨年のお礼と今年の抱負を申し上げる。<br />
　今年初のおみくじは&hellip;&hellip;末吉。「待ち人来ず。来ても遅し」「旅行わろし」「新しく事を始めず身を慎んで時期が来るのを待て」云々、ネガティブな言葉のオンパレード。これならいっそ「凶」と言われたほうがわかりやすくないか? ああもうこれはなかったことにしよう。そそくさとおみくじを結んで、神宮をあとにして、禊の気分で銭湯へ。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/100102_1544~0001.jpg" alt="100102_1544~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　北3条西12丁目にある天然温泉「極楽湯」。銭湯料金で温泉が楽しめるとあって、私と同様ヒマを持て余している人が多いのだろうか、女湯は大混雑。いつも思うのだけれど、女湯はどうしても親子連れが多くなるから必然的に男湯よりも混むことになる。できれば女湯のほうを広い設計にしてもらいたいもんだ。<br />
　内風呂はさら湯とジェットバス、寝湯など。露天は岩風呂と寝湯、釜湯(サウナ)など。もっぱら岩風呂と寝湯を行ったり来たりしながら、さっきのおみくじのことを思い出してモヤモヤしたり、やっぱり別の神社で引き直そう! と思ったり、とりとめなくぼんやりと1時間ほど過ごす。<br />
　釜湯で蒸し上げられたのち、岩風呂にさっと入ってあがることにした。私は目がとても悪いので銭湯や温泉ではメガネをかけたまま入るのだが、釜湯でメガネが真っ白に曇ったまま岩風呂に入ろうとしたところ、足許の段差が見えず足を踏み外してすっ転んでしまった。どっしゃーん!! と激しい水音とともにあやうく頭から突っ込みかけた私にあぜんとするまわりの入浴客。すいませんすいません、いつものことなんです、どうもお騒がせしました&hellip;&hellip;ヘコヘコしながらはじっこに身を寄せた私。うおぉぉぉ恥ずかしい! すると隣に品の良いおばさまがするすると近づいて来た。<br />
「あなた大丈夫だった? 若いからって油断しちゃダメよ。ちゃんと手すりにつかまらないと」<br />
　ああすみません、大して若くもないんですけど、ただの粗忽者なんです。<br />
「若いうちはわからないかもしれないけどね、温泉ってほんっとにいいものなのよ!」<br />
　ん? なんだか話が微妙にズレてるような&hellip;&hellip;と思う暇もなく、おばさまは楽しそうに語りはじめた。<br />
「私ね、主人が退職してからふたりでキャンプしながらいろんな温泉をまわってきたんだけど、一番良かったのはなんといってもあそこね。山形の銀山温泉。ひなびた風情があって良かったわあ。あそこでは&hellip;&hellip;(以下、銀山温泉の話)&hellip;&hellip;あとね、あそこ。えーとホラ、名前忘れちゃったんだけどあそこ! ホラ、温泉宿が2～3軒並んでたあそこも良かったわ! ぜひ機会があったら行ってもらいたいわ。あそこはね&hellip;&hellip;(以下、名前のわからぬ「あそこ」の話)&hellip;&hellip;」<br />
　適当に相づちを打っているうちにおばさまの話はどんどん加速していく。「お気に入りの温泉」の話はやがて「夫婦の思い出づくりの大切さ」になり、「人間としての生き方」になり、「自己啓発の大切さ」になり、「じつは74歳の私が若く見える理由」になり、巡り巡って「おすすめの札幌のスーパー銭湯」に立ち戻ってようやくおばさまが一息ついたころ、私はすっかりのぼせてフラフラになっていた。倒れるかと思いました。<br />
　新年早々公衆の面前ですっ裸で転ぶわのぼせるわ、あのおみくじ、もしかして的中していたのかもしれません。<br />
　2010年事始めもこんな有様の私ですが、今年も「ドレカ」および「晴れ、ときどき、クルマ」をよろしくお願いいたします。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/2010.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">クルマであるく</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 05 Jan 2010 18:25:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>親子でお出かけ</title>
         <description><![CDATA[<p>
　会社を辞めて2ヵ月経った。<br />
　勤め人のように朝出勤して夜帰るというパターンがなくなり、移動する時間がまちまちになると、今まで見ていなかった風景が見えてくる。平日の日中の公共交通機関は、子どもを連れたおかあさんや高齢者の方が多いのだな。当たり前だけど。<br />
　先日市電に乗ったところ、就学前と思われる女の子と30代前半と思われる母親の二人連れが途中で乗り込んできて、私の目の前に座った。<br />
　座るなり、母親はごく自然な動作でバッグからiPodを取り出し、ひとことも発せず両耳にイヤホンを突っ込み、片手でiPodを操作しはじめた。女の子は足をブラブラさせながら無表情のままリュックサックからポータブルゲームを取り出し、これまた自然な手つきでゲームに没頭しはじめた。<br />
　せわしなく眼球を動かしながら画面を見つめる女の子の鼻から、鼻水が垂れていた。<br />
　iPodの画面を見つめる母親の目に、鼻水を垂らした女の子は映っていないらしかった。
</p>
<p>
　私は子どもを持っていないので昨今の子育てメソッドについてはよくわからないのだけれど、こういう親子の風景を見ることは決して少なくない。親子そろって携帯電話をチキチキやってて目の前に立っている高齢者に気づかない、なんてね。ちょっと寒々しい気分になって、こういう風景は何度みてもどうしても違和感を感じる。母親にしてみれば、子どもがゲームに没頭していてくれれば公共の場で騒ぐこともないし、自分も好きな音楽に没頭できて一石二鳥なのかもしれない。でも、まだ第二反抗期にも届かない子どもと母親が別々の画面を見つめて、それぞれを見もせず口も聞かず周囲に注意も払わず、というのは、どこかひずみがあるように思えてならない。<br />
　はるか昔、昭和の子どもにとって、親と出かけることは一大イベントだった。母親の手にしがみついて歩くだけで晴れがましいように気分になり、バスや電車の座席に親と並んで座ると外の風景に夢中になって「あ! パトカー!」「あ! カラス!」と、目に入るものをいちいち母親に報告し、コーフンして声が大きくなると母親に小声でたしなめられてしょげたりしていた。<br />
　あのころ、母と子は同じものを見ていたし、母はいつでも子どもの一挙手一投足を見つめていた。でも今は「個」の名のもとに、母と子はそれぞれ違うものを見つめているんだろうか。それはなんだか寂しいな&hellip;&hellip;と、ここまで考えてふと思った。<br />
　目の前の親子も、家族そろってマイカーでお出かけするときは、同じ風景を見ているのではなかろうか? 世のファミリーカーのCMが描く「家族そろって楽しいドライブ♪」という世界観そのままに、家族のにぎやかな会話はクルマの中ではしっかり健在なのではなかろうか?<br />
　クルマというのは不思議な空間だ。日頃あまり接することがないパパと息子も男同士の会話を交わしちゃったりすることもあるし、口下手なカレもふとした沈黙をキッカケにカノジョにプロポーズしちゃったりすることもある。私は仕事柄、初対面のカメラマンやディレクターとふたりっきりで長時間のクルマ移動をすることも少なくないが、「初めまして」と名刺を交わして30分後にはバカ話で盛り上がったりすることもできちゃう。外から隔てられた狭い密室空間は、人と人との間に奇妙な親密感を生むのかもしれない。それは家族も同じではなかろうか。<br />
　年末年始、マイカーで帰省や旅行に出かけるご家族も多いことだろう。実家が札幌の私はもはやそんな機会もないけれど、子どもの頃はスキーを積んでおじいちゃんの家へ行く年末年始は、心臓がばくばくするほど楽しみなイベントだった。流れていく風景を見ながら父や母や兄とぽつりぽつりと交わす会話も、いつもより暖かかった。<br />
　願わくば平成の子どもたちにもゲームはしばらく我慢してもらって、車窓から見える同じ風景を親子で眺めながら賑やかにドライブを楽しんでもらいたいと思う。子どもにとって、そんな時間も大事な冬休みの思い出になるのだから。
</p>
<p>
　iPodを聴いていた母親が女の子の鼻水に気づいて、バッグからティッシュを取り出して女の子の顔を拭ってやった。<br />
　母と子は、顔を見合わせて笑った。<br />
　ふう。<br />
　なんだかほっとした。
</p>
<p>
　2009年もあとわずか。<br />
　みなさま、どうぞ良い新年をお迎えください。
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2010/01/post_99.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">つれづれ雑記</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 04 Jan 2010 09:16:33 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>師走雑景</title>
         <description><![CDATA[<p>
　ここ1週間ほどでめっきり寒くなった。札幌は12月になってもいっこうに雪が降らず、きりきりと切られるような寒さに拍車がかかっていたのだが、この週末で一気に雪が降り積もった。<br />
　まだ雪が降る前だったけれど、大通公園のミュンヘン・クリスマス市をのぞいてみた。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091217_1725~0001.jpg" alt="091217_1725~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　地元に暮らしているとどうしても観光客向けのイベントは足が遠のきがちになる。ましてや人一倍寒さに弱い私、何を好きこのんで寒い中をほっつき歩くものかと思っていた。けれどその日はたまたま大通公園の横をクルマで通りかかり、イルミネーションのまわりをそぞろ歩く人々がやけに楽しげに見えたので、ふと思いついてクルマから降ろしてもらってフラフラと光の中へ入っていった。<br />
　イルミネーションの間から見えるNHKのデジタル温度計が「&minus;4℃」と表示されているのを見たとき、暖かいクルマを降りてしまったことを即座に後悔した。<br />
　それでも人々は無数の光に照らされて顔を紅潮させ、極寒のクリスマスを満喫。中国語やら韓国語やら英語やら関西弁やらがごちゃまぜに響き、からまり、白い息といっしょにあたりを包んでいく。なんだかここが札幌ではない別の国みたいに思えてくる。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091217_1714~0002.jpg" alt="091217_1714~0002.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091217_1717~0001.jpg" alt="091217_1717~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091217_1724~0001.jpg" alt="091217_1724~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　地元民にとってはただつらいだけの寒さも雪も、ほかの街からやってきた人々にとっては異世界的魅力なのでしょうなあ&hellip;&hellip;と、観光客に混じって私もホットワインとグリルソーセージを注文。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091217_1709~0001.jpg" alt="091217_1709~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　ホットワインで少しは温まるかと思ったがどっこい。口に含んだ瞬間ほっと気分がやわらぐものの、次の瞬間鼻がきーんと冷たくなって鼻水が垂れてくる。ソーセージをかじろうと口をあけると歯が冷気にやられて味がよくわからない。そうこうするうちにワインもソーセージもどんどん冷えていき、手袋の上からもじわじわと冷たさが忍び寄ってくる。<br />
　結局15分ほどでギブアップ。慌てて地下街に避難した。いやはや観光客のみなさんはじつにタフですなあ、と感心した次第。ミュンヘン・クリスマス市、来年は氷点下の日を避けて行ってみたい。
</p>
<p>
　地元民が元気に冬空の下へ繰り出すのは、やはり忘年会があってこそ。週末は趣味の仲間が集まり、酒を酌み交わした。遠く浦河に住むH氏は数日前から「天候次第ではクルマで行けないかもしれない」としきりに心配していたのだが、結局当日の朝に晴れたため無事にクルマで来札。「浦河から日高にかけてここ数日ひどい雪だったのに、日高を抜けたとたん雪がなくなって驚いた」とのこと。さすが北海道、地域が変われば天気も積雪量も変わります。<br />
　H氏、二次会のカラオケではお得意の『自動車ショー歌』を熱唱。いやもうこれが小林旭ソックリで、アラフォー超の面々は大爆笑なのだった。『自動車ショー歌』を知らない若者のみなさん、ネットで歌詞を検索してみてくださいね。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091219_2246~0001.jpg" alt="091219_2246~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　さんざん飲んで歌った帰り、少しでもタクシー代を浮かせるべくMKタクシーの専用乗り場で待っていると、MKタクシーの方が使い捨てカイロを配布してくださった。ヨッパライたちへの温かい心遣い、ありがとうございます。<br />
　2009年もあとわずか。仕事も忘年会も押し迫ってきた折から、みなさまも風邪など召されませぬよう。まずはよいクリスマスを。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091211_1758~0001.jpg" alt="091211_1758~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2009/12/post_98.html</link>
         <guid>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2009/12/post_98.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">つれづれ雑記</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 22 Dec 2009 18:54:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>私、大学生になりました!</title>
         <description><![CDATA[<p>
　タイトルをみて「とうとうイカレタか」と思ったあなた! 冗談じゃありませんよ。人生2度目の大学生になったんですよ、私。その大学の名は「札幌オオドオリ大学」。ただし学校教育法に基づく正規の大学ではなく、生涯学習の推進活動団体としての大学なんですけどね。
</p>
<p>
札幌オオドオリ大学<br />
<a href="http://odori.univnet.jp/">http://odori.univnet.jp/</a>
</p>
<p>
　札幌オオドオリ大学は特定の校舎を持たない。札幌の街全体を教室として、この街ならではのヒト・モノ・コトを学び、コミュニケーションを創造していく。入学はウェブサイトから登録するだけ。受講したい授業にエントリーし、人数によっては抽選を経て受講することができる。現在は2010年2月開校に向けて開校準備中。<br />
　去る12月12日には開校に先立ちオープンキャンパスが開催され、わたくし運良く当選したので行ってまいりました。サッポロビール博物館の見学学習です。
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091212_1413~0001.jpg" alt="091212_1413~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　サッポロビールは1876(明治9)に「開拓史麦酒醸造所」として開業。その後日本麦酒(ヱビスビールの前身)・大阪麦酒(アサヒビールの前身)との合併を経て「サッポロビール」に。日本も大阪も凌駕して「札幌」を名乗るなんて、考えてみたらすごいね。札幌に暮らしていると灯台下暗し、サッポロビールに足を踏み入れることなどついぞなかったのだけれど、札幌市民でありながら「札幌」を名乗るブランドについてなんにも知らなかったなんて、ちょっと恥ずかしい。<br />
　サッポロビール博物館は北海道遺産に指定されており、今回のメイン講義の舞台である貴賓室はふだんは非公開となっている。ここでできたてのビールを飲みながら館長のビール講義を受講できるのだ。これぞ大人の見学学習。<br />
　片手では動かせないほど重厚な肘付き椅子に本日の学生15名が座り、日向寺館長の講義が始まってほどなくすると、グラスに入ったビールとおつまみが配られた。このビールは「開拓史麦酒醸造所」開業当時のレシピをそのまま再現しているという。グイとひとくち飲むと、おっ? 苦みはあまり強くなく、まろやかでコクがある。いわゆる「キレがある」タイプとは異なり、ほっくりとした穀物の味わいがやさしく喉を抜けていく。酵母が生きているため日持ちがしないそうで、まさに工場直送できたて新鮮。こ、これはうまい!<br />
　授業中は撮影不可なので、コースターをお持ち帰り。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091216_1158~0001.jpg" alt="091216_1158~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　受講記念にオリジナルコースターもいただきました。うれしい!
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091216_1159~0001.jpg" alt="091216_1159~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　学生のみならず日向寺館長もビールを片手に「サッポロビールは1つの植物と4人の男の野望から生まれた!」とプロジェクトXばりの熱い講義を展開。サッポロビールの「ファイブスター」という銘柄に感動して入社したとおっしゃるだけあって、ビールをこよなく愛する思いが伝わってくる。「北海道でいちばんビール消費量が増えるのは12月」「ビール腹の濡れ衣」「ビールのあとのラーメンはなぜうまいのか」なとなど、ビールの意外な裏話などに加えて、「ビールをおいしく飲むためのコツ」を伝授していただいた。<br />
　ビールは泡が命。そのためグラスは<br />
・ 350～400ml容量<br />
・ 内径：高さ＝1：2<br />
・ 底に丸みがあり、上が狭まっている<br />
ものが理想とのこと。「陶製は良い泡が出ますがビールの美しい色が楽しめないのが残念です」とは館長の言。もちろんグラスは清潔に。油分は厳禁。<br />
　ビールは冷蔵庫で4時間ほど、8℃に冷やす。買い置きすると発酵が進んで味が落ちるため、2週間をリミットとする。<br />
　ビールを注ぐ際にはグラスは傾けずまっすぐに保ち、まずドドッと勢いよく注いで泡を作ってしばし待つ。泡が収まってきたらトトトト&hellip;&hellip;とビールを足し、さらに待つ。最後にト・ト・ト&hellip;&hellip;とやさしく注ぎ足し&ldquo;ビールの花&rdquo;をひらかせる。あとはグラスの底に小指を添えて、グイ・グイ・グイと飲みましょう。1杯を6口で飲み終えるのが理想で、上手に飲むとグラスに5本の泡のラインが浮き上がる。私、館長より「これはプロの飲み方です」とお墨付きをいただきまして、うれしくてついつい3杯もおかわりしちゃいましたよ。うーん、じつに充実したオープンキャンパスでありました。<br />
　サッポロビール博物館は入館無料。見学の最後には有料試飲(1杯￥200)も楽しめるので、飲んべえさんはクルマはお控えくださいね。<br />
● サッポロビール博物館<br />
札幌市東区北7条東9丁目<br />
　011-731-4363
</p>
<p>
<br />
　ほろ酔い気分のまま、夕方からは電車通り沿いにある三吉神社で札幌オオドオリ大学のキックオフパーティーへ。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091212_1726~0001.jpg" alt="091212_1726~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091212_1823~0001.jpg" alt="091212_1823~0001.jpg" width="320" height="240" />
</p>
<p>
　ここでなんと「晴れ、ときどき、クルマ」を担当してくださっている道新広告局のS田さんにばったり遭遇! S田さんも札幌オオドオリ大学を応援しているおひとりとのことで、今後はもしかしたら同級生になるかもしれませんね、ふふふ。エコカー試乗学習とか、S田さんが案内する&ldquo;道新さん&rdquo;見学学習なーんてあったら楽しそうだなあ。来春の開校がますます楽しみになってきました!
</p>
]]></description>
         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2009/12/post_97.html</link>
         <guid>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2009/12/post_97.html</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">つれづれ雑記</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 16 Dec 2009 13:50:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>男とクルマと人生と～映画『グラン・トリノ』～</title>
         <description><![CDATA[<p>
　雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)12/1号で、こんな特集をやっていました。
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/CA3A0331.jpg" alt="CA3A0331.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　映画関係者100人が選んだ「泣ける映画」総合ランキング第1位に選ばれたのは、フェリーニの『道』(1954年)。うんまあわからないでもないな。で、第2位は?
</p>
<p>
<img style="width: 240px; height: 320px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/091208_1321~0001.jpg" alt="091208_1321~0001.jpg" width="240" height="320" />
</p>
<p>
　クリント・イーストウッド監督・主演『グラン・トリノ』。2008年公開という最近作にもかかわらず、50年以上前の名作『道』に次いで第2位を獲得。しかもジャンル別ランキングでは「人生」部門で堂々の第1位。へぇー。<br />
　じつは私、この映画を知らなかった。なぜならクリント・イーストウッドがあまり好きではないから。しかしタイミングとはおもしろいもので、たまたま時期を同じくして札幌市北区のミニシアター「蠍座」で上映中だったので観てくることにした。おうおう、泣ける映画というからには泣かせてもらおうじゃないの、なんてね。<br />
　まだ観ていない方もいるだろうから詳しいことは書けないが、ストーリーはこんな感じ。<br />
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　クリント・イーストウッド扮する頑固な老人・ウォルトはフォードの自動車工をリタイヤ後に妻に先立たれ、テキサスでひとり暮らしをしている。日本などアジアの自動車メーカーの台頭により近隣にはアジアからの移民が増えたが、人種差別主義者のウォルトは彼らとも接触を持とうとしない。<br />
　ところが、ひょんなことから隣に住む東南アジア系モン族の少年・タオとの交流が始まる。タオを一人前の男にすることに喜びを見いだし、次第に心をひらいていくウォルト。ウォルトを信頼し、男としての自信をつけていくタオ。しかしそんな彼らを快く思わないアジア系ストリート・ギャングによって、タオ一家とウォルトの人生が一変していく&hellip;&hellip;。<br />
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　クルマが好きな方ならすでにお気づきと思うが、タイトルのとおりこの映画のカギを握っているのがフォードのヴィンテージ・カー「グラン・トリノ」。無知な私は映画を観るまでそれをクルマの名前と知らず、てっきりイタリアが舞台なのかと思っていました。いやだってトリノなんていうから&hellip;&hellip;ははは。<br />
　ウォルトはフォードの自動車工だったプライドがあり、休日にはガレージに大切に保管している「グラン・トリノ」をピカピカに磨きあげ、その美しさにほれぼれと見とれながらビールを飲むのを喜びとしている。ふだん使いで乗り回しているのもフォードのピックアップトラック。とにかくウォルトにとって「クルマといえばフォード!」なのだ。一方、タオを付け狙うアジア系ストリート・ギャングたちがブイブイいわせているのは、ホンダ(車種はわかりませんでした)の羽根をビラビラつけた改造車というのがなんとも皮肉。アメリカ人のクルマに対するホンネってこんな感じなのかなあ。<br />
　この「グラン・トリノ」というクルマはどういうクルマなのか。こちらのサイトに写真と説明が載っています。
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<a href="http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=2220&amp;ex_spec=shousai">http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=2220&amp;ex_spec=shousai</a>
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　フォード・トリノの中でも1972～76年に間に生産されたものを「グラン・トリノ」と呼ぶそうで、映画の中でもウォルトが「1972年製」を強調していたのが印象的だった。たしかにこのボディラインの70年代的美しさ、いかにもガソリンをガンガン食いそうな非エコ的色っぽさ、昨今のカーデザインにはちょっとない。フォードマニアならずとも、目の保養になること請け合いです。そしてクリント・イーストウッドのファンならずとも、この映画はグッとくる。男としてどう生きるか。人間としてどう死ぬか。甘っちょろい感傷は微塵もなく、なのにあまりにもやさしすぎるラストに、私、ポケットティッシュを使い果たすほど号泣してしまった。うう、さすが泣ける映画人生部門No.1。<br />
　この映画の見方って、たぶん人によってずいぶん違うのだろうと思う。クルマ好きにとっては「グラン・トリノ」を存分に鑑賞できる楽しさがあるし、アジア系自動車メーカーの台頭に危機感を抱く一方、根強い人種差別や民族文化の相違から来るトラブルを抱え続けるアメリカの現実も見えてくる。そして軽妙でおしゃれなセリフ回しと、クリント・イーストウッドが眉間にシワを寄せつつ垣間見せる、はにかんだやさしさも見どころのひとつ。私などは個人的に、老人ウォルトの頑固っぷり偏屈ぶりに我が父親を重ねてやりきれない気持ちになったりして(これがまた、クリント・イーストウッドの風貌がウチの父親に似ているのだ)&hellip;&hellip;ともあれこれは間違いなしに☆☆☆。年末年始の休日にDVD鑑賞などはいかがでしょう。
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">つれづれ雑記</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 08 Dec 2009 17:47:10 +0900</pubDate>
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         <title>そうだ、京都、行こう。～旅のごほうびは?篇～</title>
         <description><![CDATA[<p>
　気がつけば12月。いつまでもクルマに乗らずに京都・奈良神社めぐり旅を回顧していると「クルマの話はどこへいった」と怒られてしまいそうなので、慌ただしく完結することにする。<br />
　今回の旅は少々思うところあり、物見遊山というよりプチ修行的な気分だったため、奈良に続いてしつこく山道をめざす。<br />
　京都中心部からローカル線で小1時間、鞍馬山へ。
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　鞍馬寺の仁王門をくぐって入山料200円ナリを支払い、ケーブルカーには目もくれずに歩きだす。さあここからが大変です。『枕草子』の清少納言が「近うて遠きもの」としてその名をあげた九十九(つづら)折れ。くねくねと曲がりくねった山道が延々と続き、白状すると私、途中で「もう帰る～」と地団駄踏みたくなりました。<br />
　九十九折れの途中にある由岐神社。
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　こぢんまりとした神社ながらものすごくすがすがしい気が満ちていて、まだ始まったばかりなのにずっとここにいたいような気分になってくる。大神神社もそうだったが、日本の神様はやはり山と一体なのかなあ、と自然に納得できる。<br />
　心臓発作を起こしそうになりながら九十九折れを歩き続けて、ようやく鞍馬寺本殿に到着。
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　木の根がぐにゃぐにゃと張り出した山道を転びそうになりながら、奥の院魔王殿に到着。ここから先は下り坂で、下りきると貴船川のさらさらと清涼な水音が迎えてくれる。そう、山ひとつ超えるとかの有名な貴船神社にたどり着くわけだ。<br />
　<br />
<img style="width: 320px; height: 240px" src="http://blog.aurora-net.or.jp/~doreca/uploads/doreca_no_izumi/DSCN0971.jpg" alt="DSCN0971.jpg" width="320" height="240" />
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　貴船神社は鴨川の水源地であることから水の神様として知られている。そして和泉式部が願掛けして浮気した夫と復縁したことから、縁むすびの神様としても知られている。そりゃしっかりと参拝せねば!<br />
　鼻息も荒く階段をのぼり、
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　境内に入ると、おお! 結婚式の真っ最中。
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　神社で結婚式に出くわすと縁起がよいと聞いたことがある。うれしくなっておみくじを引いてみた。水の神様らしく「水占」というおみくじで、池に浮かべると文字が浮き上がってくるシステムになっている。どれどれ。
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旅のしめくくりになんと縁起のよいことか! ワーイワーイ!<br />
　神様からのごほうびに小躍りしながら北海道へ帰ってきた私。旅立つ前の憂いはすっかり消し飛んでいた。<br />
　というわけで、おかげですっかり気持ちの整理がついた私、このたび会社を辞めてフリーになりました。身分は変わりましたが、九十九折れのごとき迷走コラムは変わらず続きます。よい仕事にご縁が結ばれることを祈りつつ、今後ともご愛顧のほどを。
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         <link>http://blog.aurora-net.or.jp/doreca/column/2009/12/post_95.html</link>
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         <pubDate>Tue, 01 Dec 2009 19:23:40 +0900</pubDate>
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