173*夏の終わり3

2010年09月21日 19:01|クルマであるく

 毎夏浦河へ行くたびありがたいのは、町の人々のおおらかであたたかいもてなしと、日高の山海の恵みの数々。
 浦河に到着すると真っ先に足を運ぶのが「海鮮和食処 金水」。
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 海鮮丼ハーフ¥980。このボリュームでハーフなのだから、まともに頼んだら大変だ。
 そしてもうひとつ、浦河といえばこれを食べずには帰れない「かつめし」。

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 浦河では「カツ丼」とは別に「かつめし」なるものが存在する。海苔をふったごはんの上にトンカツをのせ、蒲焼き風の甘辛いタレをかけて山椒を振りかけたもので、カツ丼のように卵でとじないのが特徴とか。今回釧路から応援に駆けつけてくれたG通信記者のY氏は自称「全日本卵でとじてないご当地カツ丼評論家」で、北海道で卵でとじないカツ丼が食べられるのは浦河と訓子府なのだという。この人、「海鮮和食処 金水」で海鮮ものには目もくれずにかつめしを注文するほどの筋金入りかつめし愛好家なのだ。
 実際、私も去年ひとくち分けてもらったかつめしのうまさが忘れられず、浦河行きが決まってからというもの「かつめし! かつめし!」と叫び続けたのだが、今回のスケジュールではかつめしを食べる時間がなかった。そこで地元のH氏の奥様がいやしんぼのために楽屋弁当にとかつめしを差し入れてくださったのだった。いやあほんとおいしかったです。
 ライブ終了後は打ち上げ。今回のライブを主催してくださった浦河のジャズ愛好家団体「音楽座」のみなさんが、閉店して何年も経つスナックを掃除して打ち上げ会場としてセッティングしてくださったのだ。いわば「スナック廃墟」。

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 クモの巣がなんとも「スナック廃墟」らしい。なんていいながら階段をのぼると、そこは廃墟どころか立派な民謡酒場と化していた。

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 オリオンビールと。これまた浦河名物「山賊焼き」。骨付き鶏肉を味噌ダレにつけこんで炙り焼きにしたもの。

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 音楽座からの差し入れ、北海しまえび。かつめし弁当を食べておなかいっぱいだというのに手が止まらないいやしんぼの私なのでした。
 ふだん使っていないスナックをみなさんで掃除してくださり、ビールサーバーから料理までわざわざ持ち込んで歓迎してくださった音楽座のみなさん。なんてあたたかい人たちばかりなんだろう。旅愁も手伝ってか、胸がじんわりあたたかくなるのを感じつつ、稲三会ゲンさんの絶妙なトーク&ライブに笑い転げつつ、浦河の夜は更けていくのだった。

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 一夜明けて、昼食。地元H氏の案内で日高幌別駅構内にある「喰処呑処 天馬」へ。

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 まさか駅構内にこんな店があるとは、さすがに地元民でないと知らないだろうな。しかも駅構内で刺身定食が食べられるなんて。

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 食べ終わって駅のホームに出てみると、撮り鉄さんなら垂涎モノの光景が。

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 今年も、浦河紀行とともに夏が終わる。

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 また来年、会いましょう。きっときっと。


● 海鮮和食処 金水
浦河町堺町西2-1-9
0146-22-3232
11:30~14:30/17:30~22:00 水曜定休

● 喰処呑処 天馬
浦河町西幌別 日高幌別駅内
0146-28-1443

佐々木美和

佐々木美和

札幌在住のコピーライター。運転免許はもちろんゴールド(ただしタイヤ交換すらできません)。近ごろクルマとは週末のお買い物や旅先のレンタカー、助手席もしくは後部座席でライトなおつきあい。ですが、クルマのお出かけは大好きです。

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