いや~~~寒い。しかし寒い。痛いほどの寒さ、久しぶり。日中気温−5℃なんて聞いただけで家から一歩も出たくなくなる。
かといって自宅にひきこもっていれば暖房だのトイレだのパソコンだのガンガン使っしまって月末の光熱費の請求書を見て仰天するし、ひとりでひきこもっていると気分が鬱々としてくるしで心も懐もますます寒くなる。
さあそこで登場するのが図書館です。あったかい館内でヌクヌク読書三昧、ふと目を上げればまわりには人がいっぱい。ああ私ひとりじゃないんだ……と心がぬるく温まる。会社勤めを離れた私にとっては仕事で必要な資料も揃う便利な書庫でもあり、ちょくちょく足を運んでおります。
行きつけの札幌市中央図書館。札幌市民および札幌市内に通勤通学していれば誰でも利用できる。
昔々、中央図書館がまだ「札幌市立図書館」といって北2条西13丁目あたりにあったころ、近所に住んでいた私は幼稚園に入る前から図書館のヘビーユーザーだった。本が好きで好きで暇さえあれば本を読んでいた私にとって、図書館はまさに天国みたいな場所だった。当時は1回につき2冊しか借りられず、1晩で読み終えてしまうため、毎日毎日図書館に通っていた。あまりにも通い詰めていたため、司書のおねえさんに「ブンガク少女ね~」と言われたほどだった。ええ、近ごろオッサン化が著しい私にも、少女と呼ばれた時代があったんですよ。
そのころの図書館の本は、裏表紙をめくったところに紙製のポチ袋が貼り付けてあり、そこに貸し出し票がセットしてあった。本を借りるときは司書のおねえさんが貸し出し票を抜きだして管理し、ポチ袋のオモテに印刷された日付欄に返却日付のハンコを押して貸し出してくれた。ハンコがいっぱいになると上に新しい紙を貼る。だから日付ハンコの紙がたくさん貼られているほど、「人気のある本なんだな」と推察できたりしたものだった。うーんアナログ。
それがまあなんということでしょう。現在は1回につき10冊まで貸し出しOK(2週間)。バーコードをピッと読み取って瞬時に貸し出し手続き完了。おまけにインターネットで蔵書検索および予約もできちゃうし、地下鉄大通駅コンコースにも出張カウンターがあるので、通勤通学途中に本の返却もできちゃう。便利な時代になったもんですなあ。
中央図書館はいつ行っても利用客でいっぱい。こんなご時世ですから知的欲求のみならず、やはり光熱費および書籍代の節約などを考えている人もいるのでしょうか、休日ともなれば座席を確保するのも苦労するほど。ま、理由はどうあれ、大人のみなさんにはぜひ子どもたちを図書館に連れて行ってあげてほしいな。つぶらな瞳で活字を追い、小さな頭であれやこれやと考えるとき、たぶん脳細胞はものすごい速度で増殖するんだと思う。子どものころに浴びるほど本を読む経験は、必ずあとですばらしい財産となって活きてくる。せっかく便利になって本が読みやすい時代になったのだから、どんどん利用したいものです。
さて、中央図書館の地下には食堂がある。いままで利用したことがなかったのだが、その日はちょうどお昼ごはんの時間だったので行ってみた。その名も「図書苑」。券売機を見ると「かけそば・うどん300円」「カレーライス380円」「日替わり定食500円」などなど、どれも安くてメニューが豊富。まあこの価格ならば味も量もさしたる期待はせずに「カツカレー480円」を購入し、食券をおばちゃんに渡してしばし待つ。「5番さーん」と呼ばれてカウンターへ行って驚愕しました。
直径30cmはあろうかという大皿にドカンと盛られた、ちゃんとちゃんとのカツカレー。おまけにサラダとスープまで付いている。
カツはやや薄いが揚げたてサクサク。油断してかぶりつき、上あごの天井をヤケドしてしまったぞ。カレーはなつかしのどろりルータイプ。ちょっとフルーティーで食べやすく、野菜も鶏肉もゴロゴロ。コストパフォーマンスよすぎ! 公共施設だからと侮っていた私が間違ってました。図書苑、すばらしい!
図書館の裏手は、藻岩山を間近に望む公園。
お、鳥の巣を発見。
夏は藻岩山の緑を見ながら木陰のベンチで本を読む人、ピクニックも楽しむ人、冬は図書館での読書に飽きて雪遊びに興じる子どもたちも見られます。
寒~い休日、たまには家族で図書館へ、というのもいいものです。
あ、ただ駐車場はものすごく混みます。駐車時間は1時間の制限が設けられていますので、ご注意を。
● 札幌市中央図書館
札幌市中央区南22条西13丁目1-1
011-512-7320
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