ここ1週間ほどでめっきり寒くなった。札幌は12月になってもいっこうに雪が降らず、きりきりと切られるような寒さに拍車がかかっていたのだが、この週末で一気に雪が降り積もった。
まだ雪が降る前だったけれど、大通公園のミュンヘン・クリスマス市をのぞいてみた。
地元に暮らしているとどうしても観光客向けのイベントは足が遠のきがちになる。ましてや人一倍寒さに弱い私、何を好きこのんで寒い中をほっつき歩くものかと思っていた。けれどその日はたまたま大通公園の横をクルマで通りかかり、イルミネーションのまわりをそぞろ歩く人々がやけに楽しげに見えたので、ふと思いついてクルマから降ろしてもらってフラフラと光の中へ入っていった。
イルミネーションの間から見えるNHKのデジタル温度計が「−4℃」と表示されているのを見たとき、暖かいクルマを降りてしまったことを即座に後悔した。
それでも人々は無数の光に照らされて顔を紅潮させ、極寒のクリスマスを満喫。中国語やら韓国語やら英語やら関西弁やらがごちゃまぜに響き、からまり、白い息といっしょにあたりを包んでいく。なんだかここが札幌ではない別の国みたいに思えてくる。
地元民にとってはただつらいだけの寒さも雪も、ほかの街からやってきた人々にとっては異世界的魅力なのでしょうなあ……と、観光客に混じって私もホットワインとグリルソーセージを注文。
ホットワインで少しは温まるかと思ったがどっこい。口に含んだ瞬間ほっと気分がやわらぐものの、次の瞬間鼻がきーんと冷たくなって鼻水が垂れてくる。ソーセージをかじろうと口をあけると歯が冷気にやられて味がよくわからない。そうこうするうちにワインもソーセージもどんどん冷えていき、手袋の上からもじわじわと冷たさが忍び寄ってくる。
結局15分ほどでギブアップ。慌てて地下街に避難した。いやはや観光客のみなさんはじつにタフですなあ、と感心した次第。ミュンヘン・クリスマス市、来年は氷点下の日を避けて行ってみたい。
地元民が元気に冬空の下へ繰り出すのは、やはり忘年会があってこそ。週末は趣味の仲間が集まり、酒を酌み交わした。遠く浦河に住むH氏は数日前から「天候次第ではクルマで行けないかもしれない」としきりに心配していたのだが、結局当日の朝に晴れたため無事にクルマで来札。「浦河から日高にかけてここ数日ひどい雪だったのに、日高を抜けたとたん雪がなくなって驚いた」とのこと。さすが北海道、地域が変われば天気も積雪量も変わります。
H氏、二次会のカラオケではお得意の『自動車ショー歌』を熱唱。いやもうこれが小林旭ソックリで、アラフォー超の面々は大爆笑なのだった。『自動車ショー歌』を知らない若者のみなさん、ネットで歌詞を検索してみてくださいね。
さんざん飲んで歌った帰り、少しでもタクシー代を浮かせるべくMKタクシーの専用乗り場で待っていると、MKタクシーの方が使い捨てカイロを配布してくださった。ヨッパライたちへの温かい心遣い、ありがとうございます。
2009年もあとわずか。仕事も忘年会も押し迫ってきた折から、みなさまも風邪など召されませぬよう。まずはよいクリスマスを。
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