2009年のはじまりはじまり。みなさまとっくにお正月から日常回帰しておられるかと思いますが、さて今年の長いお正月休みはどう過ごされましたか?
帰省する実家がある場合はお泊まりの準備をしたり移動したり、非日常感にワクワクする季節なのでしょうが、私は実家が札幌なのでそういうイベント性は皆無。年末ぎりぎりまで押し寄せた仕事が納まらぬうちに掃除やおせち作りに忙殺され、正月三が日は昨年分の睡眠不足を補うかのように朝食のあとにうつらうつら、昼食のあとにゴロゴロ、夕食のあとにぼんやり……といった具合で、なんともしまらないお正月休みでありました。
そんな引きこもり系正月を彩るもの、それは箱根駅伝。テレビは日がな一日駅伝中継を流し続け、それをBGMに本を読んだり昼寝をしたりするのがいつもの正月風景なわけだが、今年はオヤ? と思う場面がありました。それは駅伝中継の途中で流れた「JOMO」のCM。
(こちらで視聴できます)
http://jp.youtube.com/watch?v=j8dLlcEbgDo
(こちらからも視聴できます)
http://www.j-energy.co.jp/et/cm/#
音楽に詳しい方なら知っているかもしれないこの3人組、「クラムボン」といいます。じつは私、大ファンなのであります。でも決してメジャーとはいえないバンドなので、昼日中のテレビで観ることはまずありえないと思っていた。それがニッポンの正月恒例駅伝中継のCMに登場したもんだから驚きました。そしてうれしくなりました。
クラムボンの音楽はアコースティックでナチュラルでスタイリッシュでゆるやかで、独特の透明感とどこにも属さない浮遊感があって、それはたぶんモータリゼーションのアグレッシヴさとは対極にある、はずだった。なのにボーカルの原田郁子はクルマの中でおもちゃのピアノを弾きながら楽しそうに歌を口ずさみ、やがて3人はガソリンスタンドの屋根の上で軽やかにメロディを奏で、それがしっくりとなじんでいるのだから、JOMOもなかなかやるな。
昨年末にも書いたけれど、人と地球とクルマの関係は、もはや今までと同じ価値観では語れない時代を迎えている。スピードや利便性ではないクルマの価値ってなんだろね? ガソリンやクルマがこの時代にできることってなんだろね?──クラムボンの歌声は、そんな問いかけをくれたように思います。2009年、人にも地球にもクルマにもいい時代がはじまるといいね。そして、よかったらクラムボンの音楽も聴いてみてね。ぜひ。
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