前回「沖縄のガソリンはなぜ安い」という話題を書いたところ、その日のうちに友人ふたりからまったく同じ内容のメールが届きました。
沖縄って「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律」などにより、揮発油税が減税されているんですって。へぇー、そうなんだ。無知ですみません。
とまあモノ知らずな私はこうして周囲に助けられながらなんとか社会生活を営んでいるわけですが、モノ知らずとはいえ昨今気になる話題といえば、やはり定額給付金。もちろんこの場でその是非を問うたり意見したりはしませんが、どうもひっかかった点がひとつ。
給付金辞退を促す云々の「富裕層」のラインが年収1,800万円という、アレです。
月末になるとスカスカのお財布を懐にして寄り道もせずうつむいて帰る、私のような市井の会社員にとっては、年収1,800万円を稼ぐ人々ってどんなお仕事をされてどんなライフスタイルを謳歌していらっしゃるのか、まあ正直言って見当もつかないのですわ。そしてそんな人々が北海道にどれほど存在するのか? まあ私がお近づきになれないだけで、お金はあるところにはあるのかもしれません。
それはさておき、先日、ある仕事のプレゼンテーションに参加することになった。企画書を制作するためにプランナー氏がさまざまなマーケティング資料を揃えてくれたのだが、そのなかで「ターゲットのライフスタイルイメージ」というものがあった。それはターゲットと想定される人々を「単身若者グループ」「DINKS&ニューリッチファミリー」(?)「札幌セレブ・グループ」(??)などといったタイプ別に分け、それぞれにイメージされるライフスタイルモチーフをビジュアルで紹介するもので、ざっとこんな感じです。
● 単身若者グループ
トレンドのファッションに敏感。仕事帰りにはスポーツクラブでひと汗流したり、資格取得やお稽古で自分磨き。休日には友だちとショッピングしたり、愛車のキュートな赤いマーチでドライブするのが楽しみ♪
● DINKS&ニューリッチファミリー
妻はリッチなランチを楽しんだり、定期的なアロママッサージやリフレクソロジーでリラックス。夫が好きな時計のブランドはタグホイヤー、愛車はBMWの3シリーズ。休日には夫婦そろって手製の料理で友人を招いてパーティーを。
● 札幌セレブ・グループ
まさに富裕層。妻はオートクチュールのドレス、夫はタキシードでゲストをお出迎え。ソムリエを自宅に呼んでシャンパンパーティー。年に何度か海外へバカンスに出かける。時計はフランクミューラーかロレックス、愛車はベンツのSクラス。
…………。
制作チームのメンバー全員「ありえなーい」と笑ってしまったのだが、うーむ、やはり富裕層=おベンツ様なんですな~。陳腐といえば陳腐だけれど、やはりクルマはライフスタイルを如実に映すものとして認識されているのですね。個人的には、貧乏な独身青年がコツコツとローンを払いながら憧れのアルファロメオにおずおずと乗っているとか、リッチな社長がガタイがデカイばかりで燃費も悪くて冬場は使えないほど古—いアメ車を手放せないとか、そういうのもまた人生の味わいがあって微笑ましいなあ、と思いますけどね。そういえば免許を取って私がなけなしのお金をはたいて買ったクルマは中古のシビック・フェリオだったけど、友人の社長令嬢がパパに買ってもらったのはBMWの新車だったなあ、なんてことまで思い出しちゃって、「身の丈」「格差」などという言葉を思い浮かべたりしている私なのでした。
それにしても “富裕層”って札幌にどれくらいいるのかなあ。謎。
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