78* えー、1ヵ月あまりもご無沙汰しまして申し訳ございません。

2008年10月02日 09:09|つれづれ雑記

 じつは9月まるまる入院しておりました。病名は
 「歯根膿疱に起因する歯性上顎洞炎」
 というもので、奥歯の根っこに膿疱(膿のたまった袋)ができ、それが炎症を起こして上顎洞(頬骨の内側にある副鼻腔)に侵入し、さらに上顎洞内で炎症を起こして蓄膿に似た症状が出るというややこしい病気でありまして、人生初の入院および手術を経験してきたのであります。
 患部は小さな歯1本とはいえ、やはり切った貼ったとなると術後のメンテナンスに時間がかかるようで、当初の予定2週間を上回り1ヵ月弱の入院となってしまいました。
 術後1週目はひたすら点滴と痛み止め服用、術後2週目は抜歯穴に詰めていたガーゼを抜き、ガーゼ交換と洗浄の繰り返し。切開後の生傷をこすりながらずるずるとガーゼを引き抜かれ、いまだ癒えぬ生傷に生理食塩水をジャージャーとかけられて上顎洞内を洗浄し、ふたたびガーゼをぐりぐりと詰め込まれる。どうです、読んでるだけで痛いでしょう。ええ、実際いいトシこいて治療台の上で足をバタつかせて号泣することも一度ならずありました。もう二度とあんな痛い思いはしたくないですわ。
 術後3週目に入ると傷もふさがってきて、上顎洞内の腫れもひいて排膿が進んできたため、日常生活での食べものの混入や炎症を防ぐために抜歯穴をふさぐカバーを作成。このカバーというのは穴を型取りしてピンク色の樹脂で作った、まあいわば部分入れ歯です。昔ジイさんやバアさんが「入れ歯だと食事がまずくて」とこぼしていた気持ちがよーくわかりました。異物を口にはめながらの食事は味気なく、しゃべるときには発音もフガフガしてなんともあずましくない。今後は上顎洞内の経過を見ながらブリッジをはめることになるようですが、完治まではあと数カ月かかる模様。ちょっと憂鬱です。
 でもね、歯根膿疱ってそんなに珍しいものではなくて、知らずに有している人はけっこう多いそうです。症状が出ないかぎり温存していても問題はないものの、過度の疲労やストレスによってある日突然暴れだすことがあるらしい。しかも上の歯の膿疱は上顎洞に近接しているため、今回のように鼻の病気にまで及んでしまうことも多々あるそうです。みなさんも油断なされませぬよう。副鼻腔が炎症を起こした痛さといったら、鎮痛剤も効かないほどの激痛ですからね。
 ちなみに、入院先病院の屋上には救急用のヘリポートがあり(というとかなりしぼられますね)、ときどき「バラバラバラバラ……」とヘリの音が聞こえていた。コラム休載中の折から、クルマではないけれど広義の乗り物ということで取材させてもらえないかしらん、などと考えたりもしていたのだが、さすがにムリでした。
 というわけでクルマの運転はおろか立ち歩きもほとんど無縁だったこの1ヵ月。ゆっくりではありますが、「ドレカ」リハビリをしていこうと思っています。あらためまして、よろしくご購読お願い申し上げます。

佐々木美和

佐々木美和

札幌在住のコピーライター。運転免許はもちろんゴールド(ただしタイヤ交換すらできません)。近ごろクルマとは週末のお買い物や旅先のレンタカー、助手席もしくは後部座席でライトなおつきあい。ですが、クルマのお出かけは大好きです。

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