本業が立て込んでおり、1週間お休みをいただいておりました。
広告コピーを書く仕事というのは、ひねもす机にかじりつき、ときどき虚空をじっとにらんでは何事かひらめき、ひたすらパソコンのキーボードを叩き……という浮世離れした稼業ではまったくない。むしろ取材や打ち合わせであちこち出歩き、人に会い、話し、いろんなモノを見て、聴いて……という、一見書く作業とはかけ離れた“カラダが資本”的作業に平日の日中を費やし、夜または休日にようやく腰を据えて書き始める、というパターンが多い。だからどうしても就寝時間は2:00、3:00を軽くまわってしまう。よって休日の午前中などはまるで使い物にならないのだが、仕事とあらば休日といえども早起きをせねばならぬ。先日、札幌市内の公園を数カ所まわって取材・撮影する仕事があり、眠い目をこすりつつハンドルを握って出かけました。さて、みなさんはいくつの公園をご存じでしょう?
最初に出かけたのが、札幌市西区八軒にある「農試公園」。
ここはとにかく子ども連れのファミリーが多い。この公園はユニークな遊具が多く、子どもにとても人気があるのだという。そして思いのほか手作りのお弁当を持参している家族が多い。レジャーシートを敷いてパパはゴロリと横たわり、ママはお弁当の準備をしながら子どもたちを呼び、おねえちゃんはレンタサイクルを乗り回し、ボクはガリバーの遊具に夢中……なんて感じのなごやかな風景が広がる。お気楽な独身ゆえこの手の場所には無縁なのだが、世間様の日曜日にはこんなのどかで幸せなひとときが展開されていたのだなあ、と改めて知った次第です、ハイ。
お次は手稲区前田にある「前田森林公園」。私は行ったことがなかったのだが、ある人と話していたら
「そこ、スゴイんだよ。王様とか独裁者とか出てきて演説しそうなの」
という。その場にいたほかの人々もうんうんとうなずいている。
公園で王様? 独裁者?? アタマの中にたくさんの??? を浮遊させながら行ってみて、納得。
いやー、これは……サイトの説明によれば600mのカナル(運河)の向こうに展望ラウンジという設計だが、どこぞの国の王家の庭かと見まごう光景。ええいシモジモの者、控えおろう、ササキーノ・ミワノフスキー閣下のお出ましであるぞ。ははーッ!! なーんて感じじゃありませんか。いやーびっくりしました。なんだか日本じゃないみたい。
ここではこうした公園設計の造形美を楽しんだり、木立の中を散策したり、野球やパークゴルフなどのスポーツをしたり、バーベキューで盛り上がったり、といった過ごし方をしている人が多い。よって来園者もファミリーのみならず幅広い世代にわたる。芝生に座ってアハハ、ウフフとお弁当の食べさせあっこしているカップル、道路を挟んだバーベーキューコーナーではウチワばたばた、ビールぐびぐびの若者グループ、カナルに添ってのんびりと犬を散歩させている老夫婦、カモにパンをちぎっては投げちぎって投げしている外国人……なんとなく「豊かな休日」という言葉が浮かぶ。いいなあ、みんな楽しそうだなあ、こんなところに仕事で来るもんじゃないよなぁ、くーッ。
バーベキューのようすを取材させてもらった若者たちが「よかったらいっしょに食べていきませんか~?」と、箸とビールを差し出してくれた。なんと心根のよいさわやかな若者たちなんだ! お気持ちはとーってもありがたいんですけどね、仕事中なんです。しかもクルマなんです。くぅぅぅーッ(涙)。
涙を呑んでクルマに戻ると腕や足がやけにかゆい。うわぁヤブ蚊にやられた! カイカイカイ。そうか、大きな水場のある公園に行くときは虫除けスプレーが要るのだな。ひとつ利口になりました。そうこうするうちにスペースがいっぱいだ。続きはまた来週。ああ、カイカイカイ。
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