名前はタオ、当年とって7才と8ヵ月。人間ならば80才半ばというおじいちゃんうさぎ。
最近好物のニンジンを食べなくなり、野菜全般を食べなくなり、代わりにペレット(固形飼料)や果物をやたら食べたがるようになり、高齢になって嗜好が変わったのかな、と思いながらタオの顔をしげしげと見ていたら、ん?「アンタ頬袋に何か入れてる?」と問いただしたくなるほど右の頬がぷわーんと腫れているのです。こりゃいかん、明らかに老化ではなく病気だ。
インターネットで症状を調べたところどうやら手術が必要になりそうだったので、手術設備が整っていてうさぎに詳しい病院に行かなければいけない。犬猫と違ってうさぎを診察できる獣医さんは意外と少ないのだけれど、以前に知人に聞いた病院を思い出し、インターネットでも評判を確認。その病院はわが家からクルマで40分もかかるのだけれど、背に腹は代えられない、というわけで、ペットキャリーにタオを押し込み出発しました。
同じ動物でもクルマ好きとそうでないのがいますね。たまに走行中のクルマの窓から気持ち良さそうにハコ乗りしている犬(これは道交法違反ではないのか?)を見かけますが、概して犬はクルマ好きが多い気がする。うさぎの中にもクルマ好きはいるようですが、タオはクルマが大の苦手。鼻をプヒプヒ言わせて身を固くしているのを見るとかわいそうだけど、クルマなしでペットを病院へ連れていくのはちょっと無理です。そこで猫なで声ならぬ兎なで声で「タオちゃぁーん、がんばれぇー」「もうちょっとで着きましゅよぉぉ」「ほらほら、ワンワンが歩いてましゅよぉー」と語りかけ続けながら(つい赤ちゃん言葉になる心情、ペットのいる方ならおわかりですよね?)ようやく到着。はー気疲れした・・・。
診察の結果、伸びすぎた歯が頬に当たって炎症を起こし、内部に膿が溜まっていることが判明。それで口の中が痛くて奥歯で食べ物をすりつぶすことができず、野菜を食べなくなっていたらしい。翌日改めて歯を切り、頬を切開して膿を除去する手術を行いました。その後食生活も正常に戻り、患部も徐々に回復に向かっております。ああよかった。わが家のコンパニオンラビットだもの、まだまだ元気でいてもらわなくちゃ。
とはいえまだしばらく片道40分の通院は続きそう。2回目の術後診察からの帰り道、「雪が降る前に全快してくれないとおかーちゃんは運転が心配だよ」「ついでにおサイフも心配だよ(動物医療費は保険がないのですごく高いのです)」なんて話しかけながら運転していたら、あやうく信号を見落としそうになり思わず急ブレーキ!! 幸いほかの車両が走っていない道路だったからよかったものの、助手席にシートベルトをかけていたペットキャリーが勢いあまって座席下に転落してしまった。あわてて救い出したタオさん、何が起きたかわからなかったようで、目をパチクリさせておりました。病気も怖いけど飼い主の不注意がいちばん怖いね。うぅ、反省。これからは安全運転で輸送しますから、どうかタオさん、長生きしてくださいな。
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