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「バイオ燃料」手作り中火災
13日午後6時すぎ、福岡県篠栗町田中のマンション5階の会社員男性(31)方から出火、台所の壁や天井などを焼いた。粕屋署などによると、男性は自家製燃料を作ろうと、台所でてんぷら油を熱していたといい、右腕に軽いやけどを負った。同署などの調べによると、男性は食用てんぷら油を入れた一斗缶に、カセイソーダなどを混ぜて、台所の調理用コンロで加熱していた。「バイオ燃料を作ろうとした」と話しているという。(2007/5/14付 西日本新聞朝刊)
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バイオ燃料といえばサトウキビやトウモロコシで作るガソリンの代替燃料。CO2排出量を低減して地球温暖化防止に寄与するといわれ、近年にわかに脚光を浴びています。つい先日も「大手酒造メーカーが道産米を原料とするバイオ燃料のプラントを苫小牧に建設する」という記事が北海道新聞に載っていましたっけ。道民としてはこちらも気になるのですが、それはさておき冒頭の火災記事。バイオ燃料ってそんなに簡単に作れるものなのか?と私、驚いちゃったわけです。そこでちょっとインターネットで検索してみたところ、環境負荷の軽減に向けて自家製バイオディーゼル燃料を推奨するNGOのHPを発見しました。
えーと、結論からいうと「バイオディーゼル燃料は手作りできる」らしい。万一のトラブルなどがあるといけないので詳しい作り方などはここでは省きますが、基本となるのは植物油とメタノール、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)。新しい油か廃油かで材料やプロセスが若干異なるようですが、油を熱して濾過する工程があるので、件(くだん)の火災はおそらくそのあたりが原因だったのではないでしょうか。それにしても、自分のクルマにてんぷら油製燃料を注入するのはちょっと(かなり)勇気が要ると思うのですが…彼を突き動かしたのはエコロジーへの情熱か、はたまたガソリン代節約への情熱か、さて。ちなみに、油+苛性ソーダの組み合わせは石けん作りとまったく同じ。HPでも「失敗してバケツいっぱいの石けんができてしまった」と書かれていました。同じ失敗でもこちらに転べば笑い話で済んだのにね。
もちろんそのHPでは、徹底的な安全管理と正しい化学知識の習得、そして自己責任を強く呼びかけています。でもざっと読むとなんだかとっても簡単そうに思えてしまうんですよね。ほしい情報はインターネットでいつでも誰でも手に入れることができる時代。シロウトが字面だけの知識で安易にバイオ燃料作りにチャレンジして事故を起こさぬよう、市井の人々が正しい知識を入手できる場がそろそろ必要なのではないか、と思います。たとえば道新文化センターで「バイオ燃料手作り講座」みたいなのを開催するとか。もしもそんな企画があったら私も参加してみたい。どうですか、道新さん。開講してみませんか。
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